適切なコミュニティの人数を、ダンバー数に沿って考える

適切なコミュニティの人数を、ダンバー数に沿って考える

こんにちは。長田(@SsfRn)です。

コミュニティの数がどんどん増えている今日。それに併せて規模が大きくなるコミュニティも増えていきました。インフルエンサーがリーダーを務めるオンラインサロンでは、1,000〜7,000人も集まっているところが多く、コミュニティとして、どうやってうまく回しているのか、個人的にとても気になっています。

さて、そんなコミュニティの人数ですが、適切な人数というものはあるのでしょうか?本日はこのあたりを考えていきたいと思います。

 

 

つながりの理論〜ダンバー数〜

皆さんは、「ダンバー数」という言葉を聞いたことはありますか?ダンバー数について、Wikipedia先生から引用してみようと思います。

ダンバー数(ダンバーすう、: Dunbar’s number)とは、人間が安定的な社会関係を維持できるとされる人数の認知的な上限である。ここでいう関係とは、ある個人が、各人の事を知っていて、さらに、各人がお互いにどのような関係にあるのかをも知っている、というものを指す。 ダンバー数は、1990年代に、イギリスの人類学者であるロビン・ダンバーによって初めて提案された。彼は、霊長類の脳の大きさと平均的な群れの大きさとの間に相関関係を見出した。ダンバーは、平均的な人間の脳の大きさを計算し、霊長類の結果から推定する事によって、人間が円滑に安定して維持できる関係は150人程度であると提案した。(Wikipedia引用

1人が関係を維持できる人数の限界を示した理論が、ダンバー数です。ロビン・ダンバーさんは、1人あたり150人を限界の人数と論じています。

さらに、人間は3の倍数の人数で関わる濃度が変わっていくといいます。まず、その人にとっての親友は3~5人。次に、親友ほどではないけれど、かなり親しいのは10〜15人。次に比較的親しい30〜45人。最後にたまに連絡をとるくらいの90〜150人。

このダンバー数の理論に則ってコミュニティ設計をすると、どのぐらいの濃度のコミュニティを作りたいかで考えることができそうです。濃度が高いコミュニティをつくろうと思った場合、最大でも45人までにするなどなど。

Wasei Salonでは、現在21名なのでとても濃度の高いコミュニティとなっています。今後、人数を増やしていくという考えはあるのですが、そこは慎重に、このダンバー数の考え方も取り入れて考えているところになります。

 

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コミュニティの規模を大きくしていくためには?

ダンバー数理論に則ると、「コミュニティはMAX150人までなの?」と思われるかと思います。でも、決してそうではなく、やり方はあるのかなと。

実際に7,000人を超えるコミュニティも出てきているのが現状。このコミュニティが実際にどうやって運営しているのかわかりませんが(アクティブユーザーは1~2割ほどらしい)、個人的なコミュニティの増やし方は、いくつもの円をつくっていくということです。

1つの円に、1,000人がいるのではなく、円のなかにさらにいくつもの円を作っていく。文字ではわかりにくいので、図にするとこんな感じです。

コミュニティの中に、小さなグループや集まれる場所を作っていく。するとコミュニティ全体では、1,000人になりますが、基本的にコミュニケーションを取るのが150人で収まるので、ある程度の濃度を担保することができます。

ただ、これだけだと一定の人としかコミュニケーションをとることができないので、一定の流動性を持たせていくことも必要になると思います。グループのメンバーを入れ替えるとか、何かしらの刺激を与えたりとか、、!(具体策がなくて恐縮です、、)

また、それぞれのグループの中のコミュニケーションを円滑に回すことも、同時に考えていかなければなりません。それぞれコミュニティマネージャー的なことをしてくれるような人材を配置したり、それぞれのグループにテーマを持たせたり、、

ここで忘れてはいけないのは、コミュニティの文化をつくると同じようにグループの文化もつくっていくという意識。仕組みだけではなく、ソフト面の配慮もしていくことが大切になるかと思います。

 

 

最後に

コミュニティ人数って、とても繊細でシビアなポイントだと思います。

コミュニティ文化がある程度確立されていないと、簡単に人数の増減は行わない方がいいと個人的に考えています。その結果、コミュニティが悪い方向にいくことは全然ありうることだと思うので。

なので、僕らはとても慎重に議論して考えています。既存メンバーがいい場所だと感じてもらえている分、崩したくはないなと思うんです。でも、流動性も必要だなとも思う。だからこそ、悩ましいポイントなんです。

今考えているのは濃度の高いコミュニティは、学校の1クラスほどの人数がいいのではないか?ということ。つまり、30~40人ほどでしょうか。これもまだ仮説段階なので、これから何かしらで実験できればと思います。

本日の記事が、コミュニティに関わる方の参考になれば、幸いです。

それでは!